わたなべブログ / blog

下がった歯肉が戻る⁉︎

おはようございます。わたなべ歯科DHのIです。

今回、歯肉が下がってしみると来院された30代の女性の方の口腔内写真です。左下の3番(糸切り歯)から奥に向かって3本の歯がしみていました。診てみると、前医で根元に白い詰め物をしてもらってありました。      

特に第二小臼歯と呼ばれる歯の歯肉が下がっているのが分かります。以前からしみて他の歯科にかかり、歯と歯肉との境目をよく磨くようにブラッシング指導されたのでしっかり毛先をあて磨いていたそうです。でも、しみる症状は強くなり根本を詰めてもらい頑張って歯磨きをする・・・を何回か繰り返したそうです。

実は根本を磨く時に注意しないとブラッシングが原因で歯肉が下がってしまうんです😭

日本人の多くは歯肉が薄く力がかかり過ぎると下がりやすいのです。そこで、患者さんにローリング法という磨き方をしていただきました。ローリング法は歯肉に歯ブラシをあて、毛先を回転させながら歯冠側方向へ動かします。この時、組織の損傷を避けるため硬めのブラシの使用は控えてください。

ブラッシング法でしみる症状が落ち着いてきたときの口腔内がこちらです!

根元の詰め物の形態修正をしたあとなので、少し歯肉の際が赤くなっていますが、歯肉が上がっています✨✨✨

写真を一緒に見たとき、患者さんがとても驚いていました😵

(私は心の中で\(^ω^)/

まだ他の部位も歯肉の下がっているところがあり、今後もしみる症状が出る時もありそうなので油断はできませんが患者さんはこれからもローリング法を続けていくそうです。